blog index

Lohas & Living Food
(ロハス&リビングフード)

料理研究家Yukiyoが食にまつわるあれこれをご紹介します☆
春の酵素でデトックス!
手作り酵素作りを始めて、10年以上たちました。
このブログを始めた5年前も、第一日目は梅の酵素作りの様子でした。
その頃と比べると、「酵素」という言葉も一般的に使われるようになり、ドリンクやサプリなども増え、手作り酵素人口も増えたのでは?と思います。

 2013年、春の酵素です。

Yukiyos Kitchen Enzyme
仕込み翌日

春の酵素といえばやっぱり野草酵素!
ヨモギ、タラの芽、セリ、タンポポ、ツクシ、カンゾウ、オオバコ、スギナ、菜の花、人参の葉などを用いていますが…

今年はフキ、ユキノシタ、ドクダミ、ユキノシタ、明日葉、ミント、甘夏ミカンなどなど…
デトックス効果期待ですね!

Yukiyos Kitchen Enzyme
仕込み3日目…だいぶ水分が出てきました。

いつもそうですが、愛情込めて撹拌し…熟成していくのが楽しみですにこにこ
| Yukiyo | I love 酵素&酵母 | 23:20 | comments(1) | - |
塩に引き出される春の香り
昨日、東京で桜が開花したと気象庁の発表がありましたね。
平年より10日、昨年より15日早いのだそうです。



桜の香りの入浴剤やお香、お酒など…色々ありますが、生の桜の花からは、あまりあの独特な上品な香りを感じることはありませんよね。それは花や葉の中では糖と結合した「配糖体」という状態で存在するためなのですが、塩漬けすることにより、糖が分離して、芳香属化合物クマリン(C9H6O2)と呼ばれる精油成分が生成されます。
生の葉ではあまり匂わないのですが、塩漬けされることで香りが表われます。つまり、塩の力で、あの桜餅の香り…春の香りが引き出されるのです。

桜の香りは、クマリンと、バニラなどに含まれている洋菓子のような香りベンズアルデヒド、バラの主成分β−フェニルエチルアルコール、優しく甘い香りアニスアルデヒドなどの香りが絶妙に混ざり合ってできた、ほんのり甘くやさしい香りです。

さくら餅などの和菓子や料理などに使われる桜の葉や、市販の桜の葉の塩漬けは、ほとんどが「大島桜」 の若葉です。「大島桜」は伊豆半島で作られ、桜の葉を採るだけのために栽培される桜で、葉が柔らかく産毛が少なく食べやすいのが特徴です。「大島桜」 の葉は他の葉に比べてクマリンが多いのですが、クマリンには抗菌性があるので、さくら餅の保存に役立ちます。


市販されている葉の塩漬けを使う場合は、無添加のものを選びましょう。
簡単に作ますし、冷凍保存できるので、たくさん作って冷凍しておけば必要な時に使えて便利です。

桜桜の葉の塩漬け
材料
桜の葉       好みの分量
塩(まぶし用)   葉の分量による
塩水        50ccの湯に10gの塩を溶かす
作り方
1.桜の葉をきれいに洗い、熱湯をかけます。
 この時、とってもいい香りがします♪
2.水気をきり、すぐに氷水につけて色止めをします。
3.水気をきりペーパータオルなどに広げて水気をとります。
4.容器に塩を敷き、葉と茎が重ならないように一枚ずつ並べ、塩を振り、その上に桜の葉を並べ、塩を振る。この順序で交互に重ねていき最後に塩をかぶせて、塩水を注ぎます。
5.ラップをかけ重石し、冷暗所または冷蔵庫で保存します。2〜3日したら、重石を軽くして、また2〜3日おき、ラップに数枚ずつ包み冷蔵庫(又は冷凍庫)で保存します。

※葉はあまり大きくなると硬くなるので、柔らかいものを用いましょう

桜餅やお料理に…と色々使えますが、塩抜きして乾燥させて細かくしてハーブティにしたり、パウダー状にしてお菓子の材料として用いたりしても香りが楽しめますね。
| Yukiyo | 行事食&季節食・食文化 | 08:21 | comments(0) | - |
鏡開きとお汁粉
今日1月11日は鏡開きですね
お正月に年神様に御供えした鏡餅を松の内が明けた日に下げていただきます。

お汁粉やぜんざいに入れたり、お雑煮に入れたり、揚げておかきにしたり…と食べ方は色々ですが、鏡餅は食べてこそパワーがもらえるので家族円満を願ってぜひいただいて下さいね。

お汁粉 Yukiyo's Kitchen

ところで、関東と関西で、汁粉やぜんざいなど、呼び方が違いますね。

こしあんを使ったさらさらの汁を関東では御前汁粉と呼び、関西では汁粉と呼びます。汁粉は、汁状のこしあんを溶かした汁にお餅や白玉を入れるのでこう呼ばれるようになりました。

つぶあんを用いたとろとろの汁を関東では田舎汁粉、関西ではぜんざいと呼びます。ぜんざいは、一休さんが食べた時に「善哉(よきかな)」と叫んだ説と、出雲大社の神在祭で振舞われる「神在(じんざい)餅」がなまった説の二説あります。

つぶあんを用いた汁なしのものを関東では(小倉)ぜんざい、関西では亀山と呼びます。小倉は、あずきの産地である丹波の地名に由来し、丹波丘陵にある山が小倉山で、丘の名前が亀山なのだそうです。

写真は関東のつぶあんとろとろ汁なので、田舎汁粉ですね。

年神の宿る鏡餅をいただいて、今年も元気にお過ごし下さいね
| Yukiyo | 行事食&季節食・食文化 | 13:05 | comments(3) | - |

 





bolg index このページの先頭へ